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デカボを学ぶ

日差しがだんだんと強くなって本格的な夏へのカウントダウンが始まるこの季節に、こんな経験はありませんか?

「買ったばかりの食材が、いつの間にか傷んでいた……」
「まとめ買いした野菜を、使い切る前に傷ませてしまった……」

気温がグッと上がる初夏は、まだ体が暑さに慣れていないだけでなく、食材の「うっかり傷み」が発生しやすく、1年の中でも食品ロスが増えがちな季節です。

環境省のデータ(※1)によると、日本の食品ロス量は年間約472万トン(令和4年度推計値)。そのうち、約半分にあたる236万トンが、実は「家庭」から出ているものです。

食品ロスを減らすことは、ゴミを減らすだけでなく、食材の生産や輸送、廃棄にかかる温室効果ガスを削減する立派な「デカボ(脱炭素)アクション」。
今回は、初夏のキッチンの悩みを解消し、お財布にも地球にもやさしい「食材を美味しく長持ちさせるコツ」をご紹介します!

ついつい増えちゃう初夏の「うっかりフードロス」。3つの原因とは

対策を立てる前に、まずはなぜこの時期にフードロスが増えてしまうのか、3つの原因を知っておきましょう。

1.「気温の上昇」で傷みのスピードが加速

蒸し暑くなり室温や湿度が上がると、食材の劣化は予想以上に早く進みます。

2.暑い日の「まとめ買い」による管理不足

「暑い日は何度も買い物に行きたくないから」と一度にたくさん買い込み、冷蔵庫の中で存在を忘れてしまうケースです。

3.冷蔵庫の「詰め込みすぎ」による冷気不足

食材をパンパンに詰め込むと、中の冷気がうまく循環せず、庫内の温度が上がって傷みやすくなってしまいます。

【食材別】おいしさをキープ!うっかり傷みを防ぐ保存のアイデア

傷みやすい季節こそ、食材ごとの「正しい保存の知恵」が大活躍します。少しの工夫で、驚くほど美味しさが長持ちします。

【野菜:乾燥と熱を上手にコントロール】

・キャベツやレタス 芯をくり抜き、濡らしたキッチンペーパーを詰めてからポリ袋へ。初夏の乾燥を防ぎつつ、長持ちさせます。

・きゅうりやトマト: 初夏の強い味方である夏野菜ですが、冷やしすぎも禁物。きゅうりは表面の水分を拭き取って新聞紙に包み、トマトはヘタを下にして、それぞれ野菜室で保存します。

【お肉・お魚:パックのままはNG!】

購入したパックのままだと、食材から出た水分(ドリップ)によって傷みが早まります。買ってきたらすぐに表面の水分を拭き取り、ラップで包んでジッパー付き保存袋に入れ、チルド室へ。すぐに使わない場合は、この状態のまま冷凍庫へ入れるのがおすすめです。

【パン:初夏は常温を避けて「ひんやり保存」】

湿気の多い季節の食パンは、常温だとあっという間に傷んでしまうことも。食べ切れない分は1枚ずつラップに包んで、すぐに冷凍保存すると長持ちします。

冷蔵庫にもひと工夫!食材の鮮度を守りながら節電できちゃう!?

食材の保存方法だけでなく、それを保管する「冷蔵庫の使い方」を見直すことも、デカボにつながります。

・「7割収納」を意識して、冷気の通り道をつくる

冷蔵庫の中にモノを詰め込みすぎず、どこに何が入っているかひと目でわかるように「7割程度」に抑えましょう。冷気がしっかり行き渡るため食材の鮮度が保たれ、さらに冷蔵庫にかかる電気代の節約(省エネ)にも直結します。

・「早く食べてねゾーン」をつくる

冷蔵庫を開けたとき、最初に目につく場所に「賞味期限が近いもの」や「使いかけの野菜」をまとめるトレイを作るのもおすすめです。家族みんなが「これ、今日使おう!」とひと目で分かり、アナログながら確実なフードロス対策になります。

まとめ

湿気の多い初夏の「うっかりフードロス」対策は、食材の性質を知り、おいしい状態を長くキープするための「暮らしの知恵」です。

美味しく食べ切る工夫が、お財布も地球も嬉しいデカボへとつながっていきます。

あなたのおうちの冷蔵庫から、家族みんなでワクワクする「おいしいデカボ」を始めてみませんか?

引用元(データ出典)

※1 環境省・農林水産省「我が国の食品ロス量の推計値(令和4年度)」より
(年間食品ロス量約472万トンのうち、家庭系食品ロス量が約236万トンである旨のデータに基づく)